展示会:【j-dec 2024 日本ダイカスト展示会】出展いたしました
ダイカスト展で革新技術を初披露 — 自動車産業向けソリューションが注目を集める
日本プラズマトリート株式会社は、2024年11月に初めてダイカスト展に出展し、自動車産業におけるエンジンブロック、トランスミッション、インバーターなどの重要部品に数多く導入してきた実績をもとに、当社の革新的な技術を紹介しました。
実演デモや6軸ロボットとの展示でプラズマ技術をアピール
「Openair-Plasma®」(オープンエアープラズマ)のプラズマ表面処理は、塵埃や有機コンタミの除去と同時に基材の表面張力を高め、密着性や接着性向上を実現します。
ブースでは、アルミやステンレスの金属サンプルに加え、プラスチックや複合材などの多様な基材のテストピースに対してその場でプラズマ処理を施し、ブースにお立ち寄りいただいた方々に、洗浄および表面活性化による濡れ性の改善を瞬時に実現させる処理技術を体感いただきました。
また、6軸ロボットに当社の大気圧プラズマ装置「Openair-Plasma®」を搭載して、大型エンジンブロックへの大気圧プラズマによる表面処理の自動化デモンストレーションを行い、「Openair-Plasma®」の特長であるインライン化の容易さ、オゾンを発生させないという安全性を直接ご覧いただきました。
注目の技術と新製品
その他にも、ダイカスト部品には欠かせない腐食防止コーティング「AntiCorr®」(アンチコア)を紹介しました。この技術は、当社の大気圧プラズマCVD (PECVD)技術「PlasmaPlus®」(プラズマプラス)を活用したもので、真空環境や乾燥工程を必要としない効率的かつ環境に優しい革新的な機能性コーティングです。
さらに、多様な用途に対応可能な「FG8000」や、業界最大の処理幅を誇る新型ノズルも紹介しました。特に「FG8000」は、複数ノズル制御の安定性を実現し、大型部品における効率的な表面処理を可能にすることで注目を集めました。
来場者の反応と今後の展望
来場者からは、プライマーレスによる環境負荷削減、製造プロセスの効率化、高い信頼性を備えた表面処理技術として高い関心が寄せられました。また、異種材接合や複雑形状への適用可能性が評価され、導入を前向きに検討されるお客様が多く見受けられました。
接着接合分野での課題解決を支援する表面処理のエキスパートとして、日本プラズマトリートは、産業アプリケーションのさらなる発展に向けた取り組みを一層加速してまいります。今後も、革新的な技術を通じてお客様の課題解決を支援し、さらなる進化を遂げた技術開発に努め、お客様のニーズに応える製品・サービスを提供し続けてまいります。
引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。