Rohde & Schwarzサクセスストーリー
無線通信機器、EMC試験・測定機器、地上デジタルテレビ用放送機器・T&M機器、長距離用航空機無線システムの世界的なリーディング・プロバイダーである当社は、電子製品の製造において最高の安全基準を満たすことを求められています。
当社の航空機用無線アンテナ・チューナーの中核をなすのは、数百個もの個別の表面実装デバイスを取り付けた回路基板です。Openair-Plasma®は、コンフォーマルコーティングの接着に予期せぬ問題が発生した際に、これらのSMDアセンブリの生産ラインに組み込まれました。一部のプラスチック封止アセンブリに使用されているプラスチックブレンドの組成がサプライヤーによって変更されたため、プラスチックの表面エネルギーが保護コーティングの接着性を確保するのに十分ではなくなっていたのです。
プラズマトリート技術を使用することで、この問題を直ちに解決することができました。同社から貸与されたOpenair-Plasma®システムを使用した予備テストでは、プラズマが実質的に電位フリーであるという主張が検証された。活性化されていない状態では、プラスチック・カプセル化されたアセンブリの表面張力は30mN/m以下であったが、プラズマ処理後は70mN/m以上に上昇した。電子SMDアセンブリーにとって最も過酷なストレス試験とされるバーンイン試験も見事にパスした。
プラズマトリートとは当初から良好な協力関係を築くことができ、その技術とサービスレベルには非常に満足しています。プロセス自体については、特にプロセスの信頼性の高さと安心できるモニタリング機能を高く評価しています。この2つの要素と、システムが非常に使いやすいことが相まって、私たちはその利点を確信しました。Openair-Plasma®テクノロジーのおかげで、工程数を減らすことができただけでなく、非常に短期間で製品の品質を向上させることができました。プロジェクトは大成功でした。
